[基本,育成,コーチ学] 発育過程と合った一貫指導 幼児期 小学校低学年

発育過程と合った一貫指導 幼児期 小学校低学年

  1. 幼児期〜小学校低学年
  2. 脳細胞の神経系統が急速に成長発達している時期であり、この時期には反復練習より、あらゆる刺激を与え神経細胞を多種多様に複雑に配線してやることが大事。
  3. 特にトランポリンや体操などの日常ないような回転運動やバランス運動も多く取り入れたい。すもうなどの体をぶつけ合うことにも大事。とにかくいろんな遊び、多種多様の運動を体験させることが次の成長への基礎となる。
  4. またあらゆるものに興味を引く時期。シュート練習のときに砂遊びする子も認めて上げよう。 「もっとやりたいぐらいで終わること」「あらゆるスポーツを多面的に経験しているほどサッカーの上達が早い」「細かいことを指摘しない」「完璧にマスターさせようとしない」
  5. 即座の習得のできる時期「プレゴールデンエイジ」

年代に合った指導

  1. 習得形態は、@粗形態の形成→A修正・精錬→B定着→C変化条件への適応
  2. (スピードとプレッシャーの中での対応)、という順序をとる。
  3. スポーツである以上勝敗というのは非常に重要なことであり、また子供たち自身の勝つことの喜び、勝ちたい気持がサッカーに対するモチベーションを支えていることも確かです。しかし指導者は「それがすべてではない」ということを常に念頭に置かねばなりません。勝敗を競うことは「最終目的」ではなく、育成のための非常に重要な「手段」なのです。
  4. 各々の成長過程における「基本」とは何か、そのチームの指導者、中学生以下では場合によって両親もよく確認し合い、認識することが選手のためになり大事なことです。
出所・参考
小野 剛著「クリエイティブ サッカー・コーチング」(大修館書店)