[基本,育成,コーチ学] あるべきコーチ像

あるべきコーチ像

  1. オープンマインドになりましょう。
  2. 最終「ゴール」を理解してコーチングしましょう
  3. まずはやらせてみよう!その中でどんどんミスをさせてあげよう(大会でも関係なく)!
  1. オープンマインドになりましょう。

    コーチには負けず嫌いの方が多いし、また、「信念」という言葉に酔い頑なになっている人も多いものです(本人は気付いていない、自分もそうかも・・)。 オープンマインドとは、「受け入れする心の広さ」「良いものを吸収しようとする素直な心」です。人の戦術や他のチームのシステム、練習方法から常に良いところを吸収しよう、真似よう、学ぼうとすることです。それには最終ゴールが理解されており、その達成のための最も効果的効率的な方法は何か常に求め続けられていることです。

  2. 最終「ゴール」を理解してコーチングしましょう

    ★「ゴール」とは、『よい選手、よい大人』
    ◆常に前向きであきらめない心
    ◆チャレンジする勇気と続ける努力
    ◆感謝の気持を自然にもてること
    ◆それが礼儀にあらわせる素直さ
    自分で考え自分で行動できる
    自分のことができること、合わせてチームのことができること

     「挨拶」「返事」「準備・後片付け」

    〔コーチの役割〕

    常日頃、サッカー活動という社会で、コーチは選手一人一人の性格・特徴に合わせ
    1. 技術・力の向上
    2. 目標へのチャレンジの大切さ・あきらめない心
    3. 勝負に対して正しい理解
    をコーチングし、子供に大人へ成長する過程で、本当の「ゴール」を気付かせてゆきます。


  3. まずはやらせてみよう!その中でどんどんミスをさせてあげよう(大会でも関係なく)!

    • 長い話は無用。複雑な練習は不要。
    • 1つのテーマに絞り、その目的を明確にし、そのための失敗は失敗でないことだけ最初に確認しあいましょう。
    • 練習メニューは、複雑にしないで、簡単なものから上達する様子をみて、スピードを上げたり、ボールを見ないようにしたり(周り)、声がでるようにしたり、プレッシャーを入れたり強くしたり、といったふうにランクアップしてゆき段階的な達成を明確にしてあげましょう。

年代に合った指導

  1. 習得形態は、@粗形態の形成→A修正・精錬→B定着→C変化条件への適応
  2. (スピードとプレッシャーの中での対応)、という順序をとる。
  3. スポーツである以上勝敗というのは非常に重要なことであり、また子供たち自身の勝つことの喜び、勝ちたい気持がサッカーに対するモチベーションを支えていることも確かです。しかし指導者は「それがすべてではない」ということを常に念頭に置かねばなりません。勝敗を競うことは「最終目的」ではなく、育成のための非常に重要な「手段」なのです。
  4. 各々の成長過程における「基本」とは何か、そのチームの指導者、中学生以下では場合によって両親もよく確認し合い、認識することが選手のためになり大事なことです。
出所・参考
小野 剛著「クリエイティブ サッカー・コーチング」(大修館書店)