t163 強いアタッカーに対する守備

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趣旨

小学生年代で最初ダンゴサッカーをしているうちに、マークをしないと相手に得点のチャンスを与える機会を増やすことに気づきます。そこで味方GKの前から相手ゴール側に4-2-2-2で配置し、サイドにあるスペースを自由に使ってもいいということを認めてあげます。そのとき当然二人のサイドバックもチャンスに駆け上がることを認めます。2トップには2バック、3トップには3バックが原則で特にバックにもこのときはポジションにこだわるのは避けましょう。そしてどんなとき危険が生まれるかを体験させ、誰がどのように動けばよいかを子どもたちに考えさせましょう。2コマ目からより強い相手と対峙したときのポジションと動きのシュミレーションです。

解説
最初のコマは4-2-2-2です。サイドにスペースがあります
2コマ目はより強い相手と対峙したときに変化したポジションの一例です。強い相手では、例えば足が速く、技を持ち合わせた選手が3人アタッカーとして出現します。中央のアタッカーにはインターセプトであったり、振り向かせないプレッシャーをかけるディフェンダーとウラをとられないディフェンダーが必要です。いかにボールに先に触るかとオフサイドにならないで侵入できるスペースを消すか、そして選手へのパスコースを消すかです。実際のところゴール前にディフェンスの密集をつくることが大切になります
3コマ目からはボランチの動きです。抜きん出たトップ下がいるとき、ボランチの一人は守備的になります。とはいえ、大切な仕事はシュートまたはシュートに繋がるパスをさせないこと、ゴール前へのドリブル突破を防ぐこと、さらにカバーリングに入ることです。また攻撃に変わったときに、相手の守備の整う前にシュートレンジで早く数的優位をつくるために味方にボールをつなぎます