0401t01 「前を向いてボールにさわれ」と「とにかくボールに先にさわれ」
- 「前を向いてボールにさわれ」ということと「とにかくボールに先にさわれ」と、いずれも大切なコーチングです。しかしさらに突き詰めてみて、どちらが優先順位として上と考えますか?
- ある日のコーチ会議で聞いてみるとほとんどが「とにかく先にさわる」でした。
- その理由は、前を向く動きで体を回しているうちに相手が先にボールをとってしまうと意味がないといくことです。それは確かにそうです。
- しかし次のように考えるとどうでしょう?
- 「前を向いてさわれ」だと、前を向かなければならない分、先に早く動く必要があります。
- そのために予測する、準備する、先に動く、先に触る、チームの約束事を守った動きをする、ことが必要とされるのです。
- 私は優先順位では「前を向いてボールにさわれ」だと考えます。さらに前を向いたまま後ろや横からのボールをトラップ、また後ろや横へヒールやインサイド、アウトサイドでパス、前を向いた態勢でいろいろなことができるスキルを身につけることが大切と考えます。
- サッカーとは跳ね返って瞬時にボールの方向が変わるので、常に前でさわることは非現実的です。ただ常に前向きにプレーするための準備の習慣づけに必要なことです。
・→0401t02